せどりに取り組んだことのないあなたが、
今せどりのコンサルを受けようか真剣に悩んでるのでしたら、
それは今、あなた現状を変えたいからでしょう。
そんな状況、辛いですよね。
辛い気持ちはわかります。
ですが、藁にもすがる思いの時に
すぐに検索で出てきた、有名になってしまった人、
にせどりのコンサルを頼むのは得策とは言えないでしょう。
なぜなら、有名人にお願いするということは、それ自体がリスクであるからです。
以前数社有名せどり講師にコンサルを受け、実態を調査した結果を暴露し、
それぞれのメリット・デメリットを以下で説明していきます。
目次
メリット
メリットは、以下が挙げられます。
- 有名人に指導を受けているので安心感がある。
- 同じ境遇の初心者が多い。
- 商材などのレビューサイトが多い。
有名人に指導を受けているので安心感がある。
これは、大きな心理的メリットだと思います。
憧れの有名人に教わっている!成功している人に教わっている!
という実感があります。
有名人と同じコミュニティに所属している、という所属感を満たすこともできます。
人間は、どこかの組織に所属していないと不安になるものです。
そして、その所属している組織に対しても所属しているというだけで愛着を持つものです。
ですが、コンサルなど情報商材の世界は、紹介料が払われることがとても多いです。
大手の方の情報商材やコンサルティングサービスは、間違いなくアフィリエイトシステムを導入しています。
紹介ビジネス、ということですね。
新しい人を紹介する度に、本部から手数料を貰える、というシステムです。
つまり、あなたがどこかのHPで他人が紹介しているコンサルを受けたり情報商材を買ったりすると、その人にマージンが支払われるのです。
同じ境遇の初心者が多い
大きなコミュニティには、
多くの初心者が所属しています。
ですので、情報交換がしやすいです。
自分から積極的に情報にアプローチできる人の場合、
多くの初心者と交流することで情報網を広げることができるでしょう。
1つのコミュニティに所属している仲間として、
飲み会に行ったり仲良くなったりすることも出来ます。
それが収益に直結するかは、全く別の問題ですが…
友人を増やしたい、
誰か一緒にやる仲間が欲しい、
お金より仲間が大切だ。
そんな考えのあなたには、大手の方が向いているのかもしれません。
情報商材などのレビューサイトが多い。
情報商材やコンサルの内容についてのレビューを、
色々なサイトが載せているため、
取捨選択しやすいです。
ですが、そのレビューサイトは、果たして正しいと言えるのでしょうか?
前述の通り、1人紹介したら、情報商材の紹介者はお金をもらえます。
ですので、1人でも多くの人に商材を売って、コンサルを受けさせたいです。
ですので、当然販売者側は、
購入者ではなくその商材やコンサル寄りのレビューをします。
果てして、これは公平な立場でのレビューと言えるのでしょうか?
そして、そのような状況下で紹介されている商材が、本当に良いものだと言えるのでしょうか?
デメリット
- マンツーマンの指導が受けられない。
- 追加のプランなどに加入させられるリスクがある。
- 講師本人が時間を割いて指導しない。
- 同じ情報を大勢が知ってしまっているので、
その手法の効果が薄く、収益が上げられない。 - 有名なだけで、国家資格保有者など客観的に保証されている訳では決してない。
それぞれ、見ていきましょう。
有名人によるマンツーマンの指導は受けられない
まず、マンツーマンの指導が受けられない、という点が挙げられます。
有名人ともなると、時間がありません。
そして、収益を上げることに工数(作業の手間)をかけることを嫌います。
つまり、より短い時間で、より多くの収益を上げようとする傾向にあるのです。
それは、物販ビジネスにおいてだけではなく、コンサルビジネスを営む時にも同様のことが言えます。
拡大成長している店舗が極端に効率化を測ることが上手くなっているように、売名に成功し知名度が高くなったコンサルティングサービスは、効率化を図っています。
つまり、手厚いサービスを受けることが困難になっていく、ということが挙げられます。
情報コンサル配信者は、当初は様々なLINE@などのメディアで無料情報を配信したり、無料のグループを作って有益な情報を流したりします。
ですが、それはマネタイズをするための布石に過ぎないのです。
十分に人や資源が集まったら、値上げをします。
そうしないと、ビジネス的に成り立たないから、生活をしていけないからです。
こうして、有名になるにつれて、コンサルティング業者は値段を上げていくのが現状です。そして、最終的に成長しきったコンサルティングサービスは、値上げが終わっている状態です。
つまり、あなたが受けようとしている有名せどりコンサルは、すでに値上げ仕切った状態、ということです。
つまり、本来提供する価値に付加価値である価格プレミアムが乗せられているのです。
追加のプランなどに加入させられるリスクがある。
コンサルは、無形商材です。
そのため、価格設定を販売者側が自由に行うことができます。
安くすることも、高くすることも自由なのです。
考えてみてください、もしあなたが有名コンサルタントになったとして、
その価格を自由に設定できる状態でかつ知名度もあるならば、
自身の貴重な商材をずっと同じ価格で売り続けますか?
答えはNOでしょう。
価格設定は次第に上がっていきます。
もしくは、間接的な形で値上げがされます。
そう、追加サービスの販売手法です。
有名せどりコンサルタントともなると、収益を上げるために、教えるべき把握しているノウハウを、様々なパッケージにわけ、小出しにして、収益を上げています。
転売塾においても、入会金30万を払って塾に入った後、特別のプレミアムプランに100万円を払わせる…といった手法があります。
もっと稼ぎたい方、本気の方はこちら、と言ったように誘導していくんですね。
これは、基本的にコンサルでよく見られる売り方ですが、
せどりコンサルでも同じ、有名人が行うコンサルサービスの場合、この傾向がより顕著です。
なぜなら、零細コンサルと違い、信者が一定数いるため高くても売れるから、です。
無料で業界では常識となっているようなことを配信し、知識のない初心者を惹きつけ、その後、大量に説得力のある記事を読ませ、すっかり信者になってしまったあなたは、それでも内容はあってないようなものなのに高い金額で商材を買ってしまうのです…
それが、現在有名コンサルが行なっている手法です。
本人は時間を割いて指導しない。
大手にもなると、指導は講師自身が行うのではなく全てがシステム化されたものです。
本人が手を加えることはしません、教えるのは講師と呼ばれる一般人か、外注して集めた人材です。
例えば、情報商材のコンサルで、
内部でチームを組ませ、そのチームで一体となって1つのプロジェクトを進ませる、というような手法がありました。
特に上から何も言ってくれないので、メンバー同士が自立して団結するしかない、のです。
これは、大手だから出来るものなのかもしれませんが、
所詮、素人が集まっただけです。
いわば、お友達グループのようなもの…
正直、あまり生産性がある集まりではありませんでした。
入会金として数十万を支払っているので、
やめようにもやめられず、
泣く泣くプロジェクトに参加したりもしたのですが、
結局収益を上げることはできませんでした。
同じ情報を大勢が知ってしまっているので、
その手法の効果が薄く、収益が上げられない。
これが一番大きな問題点です。
手法自体に秘匿性がなくなってしまっていて、
もはや誰もが知っている情報に近い情報になってしまっている、ということです。
ですので、転売ビジネスにおいて大切な、
ブルーオーシャンへの参入
ができない状態になってしまっているのです。
せっかく転売ビジネスに参入しようとコンサルを受けても、
大手のコンサルから流れてくる情報は、
大勢の人が同じものに流されてしまっています。
ですので、大手のコンサルは、マインドセットのようなもの以外、
同じ情報が一斉にばら撒かれた時点で価値が薄くなる情報を、
一斉にばら撒いている状態である、
と言えるのです。
まとめ
以上より、特に情報の取捨選択をできない段階の初心者が、有名だからという理由でその人にせどりのコンサルを頼む、というのは得策とは言えません。
きっちりマンツーマンで指導してくれそうなコンサルティングサービスに、1から教えてもらうのが良いでしょう。
また、情報商材を買うにしても、他者がアフィリエイトで紹介しているものよりも、自分が読んで納得した上でその人から買いたい!と思った人の商材を買うことが、
自分自身で意思決定をして生きていくという意味でも大切になってきます。
あなたはそれでも、知名度だけの人から、コンサルを受けますか?